大分県別府市が誇る巨大温泉リゾート、杉乃井ホテル。別府湾を一望する高台に位置し、絶景露天風呂「棚湯」やアミューズメント施設など、世代を超えて楽しめるコンテンツが満載のこのホテルは、長年にわたり多くの旅行者に愛され続けています。その杉乃井ホテルが現在、大規模なリニューアルプロジェクトを進行中であることをご存知でしょうか。2021年の「虹館」、2023年の「宙館(そらかん)」に続き、2025年1月、ついに第3の新しい宿泊棟「星館(ほしかん)」が開業しました。
旅の目的地を決める際、多くの人が参考にするのが「写真」です。公式サイトの美しい画像はもちろん、SNSに投稿されたリアルな写真は、そのホテルの雰囲気や魅力を直感的に伝えてくれます。特に、開業したばかりの新しい施設であればなおさら、どのような空間が広がっているのか、部屋からの景色はどうなのか、料理は美味しそうかといった視覚的な情報は、予約を検討する上で欠かせない判断材料となります。新しい星館は「和モダン」をコンセプトにしており、これまでの杉乃井ホテルとは一味違った、落ち着きと洗練を兼ね備えたフォトジェニックな空間になっていると話題です。
本記事では、杉乃井ホテルの新棟「星館」に焦点を当て、写真映えするスポットや客室のデザイン、レストランの雰囲気などを徹底的に調査しました。実際にカメラを向けたくなるような美しい景観や、旅の思い出に残したくなる細部のこだわりについて、言葉を尽くして解説していきます。まだオープンしたばかりで情報の少ない星館の魅力を、まるで写真集をめくるかのようにイメージしていただけるよう、詳細にお伝えします。
杉乃井ホテル星館の客室やロビーの写真は?和モダンの空間美をチェック
星館のコンセプトは、賑やかさの中にある「癒やし」と「和」の心です。これまでの杉乃井ホテルが持つエンターテインメント性を継承しつつ、客室や共用部では温泉旅館のような安らぎを感じられるデザインが採用されています。写真を通して見えてくるのは、木材や石材などの自然素材をふんだんに使い、温かみのある照明で演出された上質な空間です。ここでは、星館の顔とも言えるロビーや客室のビジュアル的な魅力について深掘りしていきます。
水と光が織りなす幻想的な「水盤テラス」とロビー
ホテルに到着し、星館のエントランスをくぐると、まず目に飛び込んでくるのが開放的なロビー空間です。写真映えスポットとして最も注目すべきは、ロビーの外に広がる「水盤テラス」でしょう。ここは、浅く水を張ったプールのようなテラスが別府湾に向かって張り出しており、水面に空や周囲の景色がリフレクション(反射)する美しい光景を作り出しています。
昼間は、青い空と白い雲が水鏡に映り込み、爽やかなリゾート感を演出します。テラスの向こうには別府の街並みと海が広がり、インフィニティプールのような抜け感のある写真を撮ることができます。そして、夜になると雰囲気は一変します。水盤がライトアップされ、遠くに見える市街地の夜景と相まって、幻想的でロマンチックな空間へと変化するのです。水面に揺らぐ光の粒と、夜空の星が競演する様子は、まさに「星館」の名にふさわしい絶景です。
ロビー内部も、和の意匠が随所に取り入れられています。天井には木組みの装飾が施され、壁面には和紙や土壁を思わせるテクスチャが使われており、落ち着いたトーンで統一されています。チェックインの待ち時間さえも、ソファに座ってこの空間美を切り取りたくなるような、絵になるロビーとなっています。自動チェックイン機などの最新機器が並ぶスマートさと、伝統的な和の美意識が融合した様子は、現代の温泉リゾートの新しい形を象徴しています。
畳とベッドが調和する客室のインテリアデザイン
旅行の満足度を左右する客室のデザインも、星館の大きな見どころです。星館の客室写真を見てまず感じるのは、「靴を脱いでくつろぐ」という日本的なスタイルの心地よさです。多くの客室タイプにおいて、フローリングの一部に畳を敷いた小上がりスペースや、低い位置に家具を配置した低重心のデザインが採用されています。
インテリアは、ベージュやブラウン、グレージュといったアースカラーを基調とし、アクセントに深い藍色や抹茶色などの「和の色」が使われています。ベッドボードには組子細工をモチーフにした柄や、着物の帯のようなファブリックがあしらわれており、派手すぎず、かといって地味すぎない、絶妙なバランスの「和モダン」が表現されています。照明も、直接的な光ではなく、行灯のように柔らかく広がる間接照明が多用されており、部屋全体を優しく包み込んでいます。
写真を撮るなら、障子越しに差し込む柔らかな自然光や、畳の上に置かれた座布団と茶器のセット、そしてモダンなベッドリネンとのコントラストなどがおすすめです。広角レンズで部屋全体を撮れば広がりと開放感が伝わり、ズームで家具や小物のディテールを切り取れば質感の良さが伝わるでしょう。スイートルームなどの上級客室では、さらに贅沢な家具やアートワークが配置されており、どこを切り取っても雑誌の1ページのような写真になります。
窓枠が切り取る別府の湯けむりとオーシャンビュー
星館は、杉乃井ホテルの敷地内でも中央付近に位置しており、眺望の良さも魅力の一つです。客室の窓からの景色は、それ自体が一つのアート作品のように美しく、多くの宿泊者がカメラを向けるポイントです。
海側の客室(オーシャンビュー)からは、別府湾の穏やかな水平線と、その手前に広がる別府の市街地を一望できます。特に印象的なのは、街のあちこちから立ち上る「湯けむり」です。日本一の源泉数を誇る別府ならではのこの風景は、写真に収めると非常に情緒的で、旅情を掻き立てます。晴れた日の青い海と空、白い湯けむりのコントラストは、まさに別府の象徴的な一枚となるでしょう。
また、時間帯による景色の変化も見逃せません。東向きの部屋であれば、海から昇る朝日(サンライズ)を拝むことができます。空が徐々に茜色から金色へと変わり、海面が輝き始める瞬間は神々しく、早起きしてでも撮影する価値があります。夜になれば、市街地の明かりがきらめく夜景が眼下に広がり、部屋の照明を落として窓際に座れば、ロマンチックなシルエット写真を撮ることも可能です。山側の部屋(マウンテンビュー)であっても、鶴見岳の四季折々の緑や紅葉、そして山の端に沈む夕日など、自然の美しさを堪能できる構図が待っています。
フォトジェニックな館内廊下と共有スペースの意匠
客室やロビーだけでなく、部屋へ向かう廊下やエレベーターホールといった共有スペースにも、写真映えする要素が詰まっています。星館では、長い廊下が単なる移動空間にならないよう、照明やカーペットのデザインに工夫が凝らされています。
例えば、廊下のカーペットには、星空や水の流れをイメージしたような有機的なパターンが描かれており、足元から非日常感を演出しています。壁面には、別府の伝統工芸である竹細工を現代風にアレンジしたオブジェや、大分の自然をテーマにしたアート作品が飾られていることがあり、まるで美術館を歩いているような気分にさせてくれます。スポットライトに照らされたこれらのアートは、絶好の被写体となります。
また、各階のエレベーターホールには、大きな窓や特徴的なソファが配置されていることが多く、待ち時間にふと外を眺めたときの景色や、空間の広がりを感じさせる写真は、ホテルのスケール感を伝えるのに最適です。新築ならではの傷ひとつない壁や床、磨き上げられたガラスなど、清潔感あふれる空間は、どんなカメラで撮影しても綺麗に映ります。SNSに投稿する際、客室だけでなく、こうした共有部の写真を混ぜることで、ホテル全体の雰囲気やストーリー性をより豊かに伝えることができるでしょう。
杉乃井ホテル星館の食事や施設の写真映えポイントは?レストランや温泉を深掘り
ホテルステイの楽しみといえば、食事と温泉です。星館には専用のビュッフェレストランがあり、そこでの料理のプレゼンテーションは非常にフォトジェニックであると評判です。また、星館からアクセスできる温泉施設や、リニューアルされたショップなども、視覚的に楽しめる要素が満載です。ここでは、味覚や体感だけでなく、視覚でも楽しめる「映える」ポイントについて解説します。
ビュッフェレストラン「和ダイニング星」の料理と空間
星館の最上階に位置するビュッフェレストラン「和ダイニング星(HOSHI)」は、その名の通り「星」をテーマにした空間デザインが特徴です。店内に入ると、天井には星空を模した照明が煌めき、高い天井と大きな窓が開放的な空間を作り出しています。夜には窓の外に実際の夜景や星空が広がり、店内の照明とリンクして幻想的な雰囲気に包まれます。この空間自体が、食事の時間を特別なものにしてくれる最高の被写体です。
料理の並べ方(プレゼンテーション)も、従来のバイキングとは一線を画しています。「和モダン」をコンセプトに、小鉢に美しく盛り付けられた前菜や、彩り豊かな寿司、刺身などが、まるで宝石のようにディスプレイされています。大皿から雑多に取り分けるのではなく、一人前ずつ丁寧に器に盛られた料理をトレイに並べていくスタイルは、誰が撮っても綺麗で美味しそうな写真になります。
特に注目したいのは、オープンキッチン(ライブキッチン)の様子です。職人が目の前で寿司を握ったり、天ぷらを揚げたり、藁焼きの炎が上がったりするシーンは、躍動感にあふれており、動画や写真でその臨場感を伝えたくなります。料理の色使いも鮮やかで、新鮮な魚介類の赤や白、旬の野菜の緑や黄色など、素材そのものの色が食欲をそそるだけでなく、写真映えも抜群です。デザートコーナーも充実しており、和菓子やケーキ、フルーツなどが可愛らしく並ぶ様子は、スイーツ好きならずともシャッターを押さずにはいられません。
宙湯へのアクセスと星館宿泊者限定の特権的景観
星館の魅力は、2023年に開業した「宙館」の最上階にある展望露天風呂「宙湯(そらゆ)」を利用できるプランがあることです(※利用条件はプランや時期により異なるため要確認)。この宙湯からの景色は、まさに「天空の絶景」と呼ぶにふさわしく、写真撮影は禁止エリアですが、その目に焼き付けたくなる光景は言葉や公式サイトの画像を通じて想像することができます。
宙湯へ向かうまでのアプローチや、湯上がり処(休憩スペース)からの景色は撮影可能な場合が多く、ここも絶好のフォトスポットです。高層階から見下ろす別府の街並みや、遠く四国まで見渡せるパノラマビューは圧巻です。また、星館と宙館、そして本館などを結ぶ連絡通路や移動の動線にも、リゾートらしい演出が施されています。
星館の外観自体も、夜になるとライトアップされ、闇夜に浮かび上がるその姿は非常に存在感があります。ホテルの敷地内を散策しながら、星館を見上げて撮影するのも良いでしょう。新しい建物ならではのモダンな建築美と、計算されたライティングが、旅の夜を華やかに彩ります。自分の泊まっている部屋の明かりを探したり、ホテル全体のスケール感を写真に収めたりするのも楽しみの一つです。
リニューアルされたショップ「星宙こみち」のデザイン
星館の開業に合わせてリニューアルオープンしたショップ&ゲームコーナー「星宙こみち(ほしそらこみち)」も、見逃せない写真映えスポットです。ここは単なる売店ではなく、街歩きを楽しむような感覚でショッピングができるようにデザインされています。
店内の内装は、和の要素を取り入れつつもモダンでスタイリッシュに仕上げられており、商品の陳列方法も洗練されています。大分県の名産品や杉乃井ホテルのオリジナルグッズが、お洒落な雑貨店のようにディスプレイされており、お土産選びの風景自体が絵になります。特に、色とりどりのパッケージが並ぶお菓子コーナーや、大分の伝統工芸品が並ぶコーナーは、色鮮やかで見ていて飽きません。
また、ショップ周辺の通路や休憩スペースには、フォトスポットとして意識されたベンチやオブジェが設置されていることがあります。浴衣姿で買い物を楽しみ、その様子を写真に残すことで、温泉旅行らしいリラックスした雰囲気を演出できます。ゲームコーナーも、昔ながらのゲームセンターとは異なり、明るく清潔感のある空間になっており、家族や友人と遊んでいる笑顔の写真を撮るのに最適です。
季節や時間帯で表情を変える外構と植栽の彩り
最後に、星館を取り囲む外構や植栽についても触れておきましょう。杉乃井ホテルは植栽の手入れが行き届いており、四季折々の花や緑が訪れる人の目を楽しませてくれます。星館の周りにも、和の庭園を意識した植え込みや、季節の花々が配置されており、建物の無機質な印象を和らげています。
春には桜、夏には新緑、秋には紅葉と、季節によって背景の色が変わるため、訪れる時期によって異なる雰囲気の写真を撮ることができます。特に、エントランス付近のシンボルツリーや、アプローチ沿いの花壇は、記念撮影の定番スポットです。雨の日であっても、濡れた石畳や植物の緑がより一層鮮やかに映り、しっとりとした風情のある写真になります。
また、杉乃井ホテル名物のイルミネーションも、星館からのアクセスや眺めに彩りを添えます。敷地内の通りが光のトンネルになったり、木々がイルミネーションで飾られたりする様子は、夜の散策をロマンチックな撮影タイムに変えてくれます。星館の客室から見下ろすイルミネーションもまた、地上とは違った美しさがあり、光の絨毯のような景色を楽しむことができるでしょう。
杉乃井ホテル星館の写真からわかる魅力のまとめ
杉乃井ホテル星館の写真と魅力についてのまとめ
今回は杉乃井ホテル星館の写真映えスポットや魅力についてお伝えしました。以下に、今回の内容を要約します。
・星館は2025年1月に開業した杉乃井ホテルの新しい宿泊棟である
・ロビーの外に広がる水盤テラスは水鏡のようなリフレクション写真が撮れる絶景スポットだ
・客室は畳とベッドを組み合わせた和モダンなデザインで靴を脱いでくつろげる
・インテリアはアースカラーを基調とし間接照明や組子細工の意匠が上質な空間を演出する
・海側の客室からは別府湾の青い海と空そして象徴的な湯けむりの風景が一望できる
・朝日が昇るサンライズや市街地の夜景など時間帯によって劇的に変わる景色を楽しめる
・廊下やエレベーターホールにもアート作品やデザインカーペットがあり移動中も絵になる
・ビュッフェレストラン和ダイニング星は天井が高く星空をイメージした照明が美しい
・料理は小鉢に盛り付けられ彩り豊かで大皿料理にはない洗練された写真が撮れる
・オープンキッチンでの調理風景は躍動感があり動画や写真で旅の臨場感を伝えられる
・星館の外観は夜になるとライトアップされリゾートホテルらしい存在感を放つ
・ショップ星宙こみちは雑貨店のようにお洒落なディスプレイでお土産選びも楽しくなる
・敷地内の植栽やイルミネーションが季節ごとの彩りを添え記念撮影に最適である
・館内は新築ならではの清潔感がありどこを切り取っても美しく写真映えする
・浴衣姿で和モダンの空間を過ごす様子は日本の温泉リゾートらしい最高の思い出写真になる
杉乃井ホテルの星館は、単に泊まるだけでなく、その空間そのものを視覚的に楽しむことができる、まさに「映える」リゾートです。
カメラやスマートフォンを片手に、あなただけの素敵なアングルを見つけて、記憶にも記録にも残る素晴らしい旅にしてください。

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