日本百名山の一つである妙高山の裾野に広がり、国内トップクラスの滑走距離と広大なゲレンデ面積を誇る妙高杉ノ原スキー場。最長滑走距離約8.5kmという圧倒的なロングクルージングは、多くのスキーヤーやスノーボーダーを魅了してやみません。絶景を楽しみながら長い距離を滑ることができるこのスキー場は、初心者から上級者まで幅広い層に人気がありますが、ウィンタースポーツを楽しむ上でどうしても気になるのが費用の問題です。特にリフト券代は、交通費や宿泊費と並んで旅費の大きな割合を占める要素となります。少しでも費用を抑えて、その分を食事やギアのメンテナンス、あるいはもう一回の来場資金に回したいと考えるのは当然のことでしょう。
そこで本記事では、妙高杉ノ原スキー場のリフト券を少しでも安く手に入れるための情報を徹底的に調査しました。公式の割引制度から、外部サービスの活用、知っておくべきお得なシステムまで、幅広く解説していきます。シーズン中の計画を立てる際に、ぜひ役立ててください。
杉ノ原スキー場のリフト券を割引価格で手に入れる基本的な手段
スキー場への旅行計画を立てる際、最も重要かつ基本的な節約術はリフト券の購入方法を検討することです。妙高杉ノ原スキー場はプリンスホテル&リゾーツが運営するスキー場の一つであり、大手グループならではのスケールメリットを活かした様々な料金体系や割引サービスが存在します。ここでは、一般的に利用しやすい主要な割引手段について、その仕組みや特徴を詳しく解説していきます。
早割リフト券を活用した事前購入のメリット
ウィンタースポーツにおいて、最も割引率が高く、確実にお得になる手段として知られているのが「早割リフト券」です。これはスキー場がオープンする前の秋頃から販売が開始される期間限定のチケットで、通常価格と比較して大幅に安く設定されていることが一般的です。
早割リフト券の最大の特徴は、シーズンインする前に購入を済ませておく必要がある点です。通常、10月頃から販売が始まり、12月のオープン直前あるいはオープン直後に販売が終了します。この期間に購入手続きを行うことで、正規料金よりも千円以上、場合によってはそれ以上の割引を受けられることもあります。
購入方法は多岐にわたり、スポーツ用品店での実券販売や、冬スポなどのイベント会場、そしてインターネット上のリフト券販売サイト(SURF&SNOWやWebketなど)を通じて購入可能です。電子チケットとしてスマートフォンで管理できるタイプも増えており、チケットの紛失リスクを減らせるという利点もあります。ただし、早割リフト券には「払い戻し不可」という条件が付いていることがほとんどです。万が一、怪我や都合で行けなくなった場合でも返金されないリスクがあるため、シーズン中に必ず行く予定がある場合にのみ購入するのが賢明です。
SEIBU PRINCE CLUB会員特典の利用
妙高杉ノ原スキー場は西武グループが運営しているため、SEIBU PRINCE CLUB(西武プリンスクラブ)の会員になることで様々な恩恵を受けることが可能です。これは入会金や年会費が無料のカード(アプリ会員含む)であり、持っているだけでリフト券の割引が適用されるケースが多くあります。
会員特典としてのリフト券割引は、窓口で会員証やアプリ画面を提示することで適用されます。割引額はシーズンや曜日によって変動することがありますが、一般料金で購入するより安くなる設定がされています。また、利用金額に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントを商品券や宿泊券、あるいは次回のリフト券と交換することも可能です。
さらに、SEIBU PRINCE CLUBには、クレジットカード機能付きのカードも存在します。こちらを利用するとポイント還元率が高くなるだけでなく、より優遇された割引サービスを受けられる場合があります。スキー場だけでなく、プリンスホテル系列の宿泊施設やレストラン、ゴルフ場などでもポイントが共通して使えるため、西武グループの施設をよく利用するユーザーにとっては、必須のアイテムと言えるでしょう。当日入会でも特典が受けられる場合もありますが、スムーズに利用するためには事前にアプリをダウンロードし、会員登録を済ませておくことを強く推奨します。
リフト券付き宿泊プランの選択
遠方から妙高杉ノ原スキー場を訪れる場合、日帰りではなく宿泊を伴う旅行となることが多いでしょう。その際に検討すべきなのが、リフト券がセットになった宿泊プランです。スキー場周辺のホテルや旅館、ペンションでは、宿泊代とリフト券代がセットになった「パック料金」を設定していることが一般的です。
このパック料金は、それぞれを個別に手配するよりも割安になるように設定されています。宿側がリフト券を団体割引のような特別価格で仕入れているため、その還元分が宿泊客へのメリットとして提供される仕組みです。特に、スキー場直結あるいは近隣のプリンスホテル系列の宿泊施設に泊まる場合は、リフト券付きプランのバリエーションが豊富であり、滞在中のリフト券が全て含まれているプランなどを選べば、現地でチケットを購入する手間も省けます。
また、リフト券付きプランを利用する場合、チェックイン前にリフト券を受け取れるかどうかも確認しておくと良いでしょう。多くの宿では、朝に到着して手続きを行えば、チェックイン前でもリフト券を渡してくれます。これにより、到着してすぐに滑り出し、夕方に宿に入ってゆっくり休むという効率的なスケジュールを組むことが可能です。楽天トラベルやじゃらんなどの旅行予約サイト、あるいは宿の公式サイトで比較検討し、トータルコストが最も安くなるプランを探すのがポイントです。
ウェブクーポンや割引サイトの活用

会員登録や事前決済が面倒だと感じる場合でも、手軽に利用できるのがウェブクーポンや割引情報サイトです。Dalemo(ダレモ)やSURF&SNOWなどのスキー場情報サイトでは、画面を提示するだけで割引が適用されるクーポンが配布されていることがあります。
これらのクーポンは、通常のリフト1日券に加えて、場内のレストランで使える食事券(ランチ券)やドリンク券がセットになっている「パック券」として提供されることが多いのが特徴です。例えば「リフト1日券+食事券1,000円分」が、定価の合計額よりも数百円から千円程度安くなるといった内容です。食事をする予定がある場合は、実質的なリフト代の割引となるため非常に有用です。
使用方法は簡単で、スマートフォンの画面をチケット売り場で提示するだけ、もしくは事前にコンビニエンスストアの端末で発券するだけという手軽さが魅力です。ただし、クーポンには有効期限や利用除外日(年末年始や特定日など)が設定されていることがあるため、利用条件を事前によく確認する必要があります。また、印刷が必要なタイプのクーポンも稀に存在するため、現地に向かう前に必ず詳細をチェックしておきましょう。
杉ノ原スキー場のリフト券における割引制度の活用と注意点
前述した一般的な割引方法に加えて、妙高杉ノ原スキー場には利用者自身の属性(年齢など)や利用シーンに応じた独自の制度や注意すべきポイントが存在します。これらを正しく理解し活用することで、さらなるコストダウンが可能になったり、あるいは思わぬ出費を防いだりすることができます。ここでは、年齢別の優遇措置や、購入時のシステム的な注意点について深掘りしていきます。
小学生までの子供料金無料プログラム
妙高杉ノ原スキー場を含むプリンススノーリゾートの最大の特徴であり、ファミリー層にとって最強の割引制度と言えるのが「キッズフリープログラム」です。これは、小学生以下の子供のリフト料金が全日無料になるという画期的なサービスです。
一般的なスキー場では、小学生(小人料金)は大人の半額程度の設定になっていることが多いですが、杉ノ原スキー場ではこれが完全に無料となります。例えば、大人2人と小学生2人の4人家族で訪れた場合、通常であれば発生するはずの子供2人分のリフト代が浮くことになります。これは家計にとって極めて大きな節約効果をもたらします。
この制度を利用するためには、子供であってもリフト券(ICカード等)の発券が必要な場合がありますが、基本的に料金はかかりません。チケット売り場で子供の年齢を伝え、無料のリフト券を受け取る形になります。ただし、リフト券自体が無料であっても、ICカードの保証金(デポジット)が必要な場合があるため、小銭の用意はしておくと安心です(保証金はカード返却時に返金されます)。この制度のおかげで、家族連れにとっては他のスキー場と比較しても圧倒的なコストパフォーマンスを誇ることになります。
若者向け支援プロジェクトの活用
若年層のスキー・スノーボード参加率向上を目的とした全国的なキャンペーンや、独自のマジプロジェクトなども、杉ノ原スキー場をお得に利用する鍵となります。特に有名なのがリクルートが運営する「雪マジ!19」などのサービスです。
このプロジェクトに参加しているスキー場では、19歳の方のリフト代が無料になったり、20歳の方が最大半額になったりする特典が用意されています。妙高杉ノ原スキー場がそのシーズンの対象施設に含まれているかどうかは、毎シーズン確認が必要ですが、もし対象となっていれば、該当する年齢層にとっては早割やクーポンを凌駕する最大の割引となります。
利用するには、専用アプリのダウンロードと会員登録、そして現地での顔写真付き身分証明書の提示が必須となります。年齢確認が厳格に行われるため、免許証や学生証、マイナンバーカードなどを忘れずに持参しなければなりません。また、対象期間や除外日が設定されていることもあるため、アプリ内の情報を隅々まで確認することが重要です。友人グループの中に該当する年齢の人がいれば、その人の分が安くなることで、グループ全体の旅費負担を調整することもできるでしょう。
シニア割引と中高生料金の設定
子供や若者だけでなく、シニア層や中高生に対する料金設定も確認しておくべき重要なポイントです。妙高杉ノ原スキー場では、通常、55歳以上の方を対象としたシニア料金が設定されています。一般(大人)料金よりも割安に設定されており、年齢を証明できる書類(運転免許証など)を提示することで適用されます。
また、中学生や高校生に関しては、大人料金と同じ扱いになるスキー場も多い中、中高生専用の料金区分が設けられている場合があります。これも学生証の提示が必要となりますので、中学生・高校生の子供がいる場合は必ず学生証を持参させましょう。
さらに、55歳以上のシニア層向けには、プリンスホテル系列独自の「SEIBU PRINCE CLUB」のゴールドメンバーやプラチナメンバー向けの特典などが適用される可能性もあります。ゆったりとスキーを楽しみたいシニア世代にとって、平日限定の割引や、数時間の滞在に適した時間券(4時間券など)のシニア料金設定があるかどうかも、賢く利用するためのチェックポイントとなります。
オンライン購入と窓口購入の比較
最後に、チケットの購入プロセス自体における注意点です。近年、リフト券の販売は窓口での対面販売から、WEBでの事前購入(Webketなど)へとシフトしつつあります。WEBで事前に購入決済を済ませておくと、当日は自動発券機にQRコードをかざすだけでリフト券を受け取れるシステムが導入されている場合があります。
このWEB購入には、窓口価格よりも安い「WEB限定価格」が設定されていることがよくあります。窓口に並んで定価で購入するよりも、スマートフォンで事前にポチっと購入しておくだけで数百円の割引になるのです。また、混雑する週末の朝、チケット売り場の長い列に並ばなくて済むという「時間の節約」も大きなメリットです。
一方で、WEB購入にはクレジットカード決済が主となるため、カードを持っていない学生などは利用しにくいという側面もあります。また、システム利用料がかかる場合や、キャンセル規定が厳しい場合もあるため、利用規約をよく読むことが大切です。当日スキー場に向かう車中や電車の中で購入しても間に合うケースが多いため、現地の天気や体調が確定してからWEB購入するというのが、リスクを抑えつつ割引を受ける賢い方法と言えるでしょう。
杉ノ原スキー場のリフト券割引に関するまとめ
今回は杉ノ原スキー場のリフト券割引についてお伝えしました。以下に、今回の内容を要約します。
・杉ノ原スキー場のリフト券を最も安く購入する王道は、シーズン前に販売される早割リフト券を利用することである
・早割リフト券は販売期間が限定されているため、秋頃から情報をチェックし早めに購入手続きをする必要がある
・SEIBU PRINCE CLUBに入会すると、会員限定の割引料金やポイント還元などの特典を受けられる
・プリンススノーリゾートのキッズフリープログラムにより、小学生以下の子供のリフト料金は全日無料となる
・子供連れの家族にとっては、小学生以下無料の制度を利用することでトータルの旅費を大幅に削減できる
・宿泊を伴う場合は、周辺のホテルや旅館が提供しているリフト券付き宿泊プランを利用するのが割安である
・リフト券付きプランを利用する際は、チェックイン前にリフト券を受け取れるかどうかを事前に確認するとスムーズである
・ダレモやSURF&SNOWなどのクーポンサイトでは、食事券とセットになったパック券などが提供されている
・若年層向けの雪マジなどのキャンペーン対象になっている場合、19歳や20歳は無料や半額などの大幅な優遇を受けられる可能性がある
・シニア(55歳以上)や中高生には専用の料金設定があり、年齢証明書や学生証を提示することで適用される
・WEBでの事前購入を利用すると、窓口価格よりも安いWEB限定価格で購入できる場合がある
・WEB購入は当日のチケット売り場の混雑を回避し、時間を節約できるというメリットも併せ持っている
・ICカードのリフト券を利用する場合、最初に保証金が必要になることがあるが、カード返却時に返金される仕組みである
杉ノ原スキー場は、その広大なゲレンデと絶景で多くのファンを持つ素晴らしいスノーリゾートです。リフト券の割引制度を上手に組み合わせることで、浮いた予算を現地の美味しい食事や、より充実した装備に回すことができ、満足度はさらに高まることでしょう。ぜひご自身に合った最適な購入方法を見つけて、お得に冬の妙高を満喫してください。



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